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お亡くなりになった草コインさん

大暴落した草コイン

2019年6月24日

草コイン



目 次
1.時価総額ランキング
2.XMRG(モネロゴールド)
3.BSR(ビットソアー)
4.PCN(ピープコイン)

こんにちは。 仮想通貨市場はボラティリティも大きくなっていい感じになってきましたね。

仮想通貨をやった事がない方でもETH(イーサリアム)XRP(リップル、XEM(ネム) ぐらいならなんとなくニュースで見た事があるのではないでしょうか。 このへんは数千種類ある通貨の中でも将来を有望視されているエリートさんなんですよ。




■ 1.時価総額ランキング

・ETH(2位)

・XRP(3位)

・XEM(20位)

これまでの歴史を見るとBTC(ビットコイン)が大暴騰した後はアルトコインや草コインに資金が流れる傾向にあります。 上位のアルトコインはある程度の地位が確立され信頼も厚いので今後も資金は流れてくるでしょう。

下位の草コインと呼ばれているアルトコインはどうでしょうか?

草コインは将来的に数十倍や数百倍も狙えるほどのポテンシャルを秘める一方、 選択を誤ると全ての資産を一瞬で吹っ飛ばす危険性があり投資というよりもギャンブルに近い感じになってしまいます。

そのようなギャンブル通貨の中で大暴落後、一瞬で消え去った3つの草コインさんをご紹介します。



■ 2.XMRG(モネロゴールド)

XMRG

イーサリアムプラットフォーム上で作られた発行枚数2100万の通貨です。 サービスや商品の決済手段として世界初のERC20トークンを目指すという あやふやな内容のプロジェクトとして スタートしました。

明確でないビジョンにも関わらず一定の取引高があったのはお手頃な価格と通貨名に「モネロ」が 入っていたため何か関係性があるかもしれないと期待したユーザーが相当数いたからではないでしょうか。

時価総額トップ10に入る程の大物匿名通貨の本家XMR(モネロ)とXMRG(モネロゴールド)は全くの別物です。 仮想通貨の中には似たような名前で中身は全くの別物という通貨が結構あるので注意して下さい。

ちなみにBTG(ビットコインゴールド)はBTC(ビットコイン)からハードフォークして誕生した通貨なので ビットコインの仲間になります。

なんかややこしいですね・・・

この全てがフワフワした新興通貨がそこそこの取引高で価格が推移していた訳ですが、 ある日突然、事件は起きます。

2018年2月3日、凄まじいほどの売り圧力発生!

何者かに大量に売り込まれてしまい7~8円であった価格があっという間に0.1円まで大暴落。 そして次の日には0.02円と凄まじい大暴落が起きたのです。

100万円が2日で数千円になってしまうレベルのフリーフォール。

誰が売っているのか?そして、 なぜ発行枚数2100万枚にも関わらずこれほどの売り圧力がかかるのか?

これ実は発行枚数が2100万枚というのは大嘘で実際は枚数制限がなく、 いくらでも開発者側が発行できる仕組みだったと言われています。

開発者が発行?

まさかの売り込んでいたのは開発者だったんですね。

ユーザーサイドには多くても2100万枚、開発者側は無制限で保有している。 ユーザー側ではもう太刀打ちできない状態です。 そのような経緯で大量に売り浴びせられた結果、数日の間に無価値になってしまいました。

そして、さらに公式サイトには以下のふざけた画像が貼り付けられており、 完全なるスキャムコインが確定しました。 気分が悪くなる画像なので張りたくなかったのですが、草コイン投資には こういう事態が起こり得る事を知って頂ければと思います。

XMRG
※参照元

これがモネロゴールドが無価値になるまでの大まかな経緯です。 現在、この通貨は上場廃止になっており取引する事ができない状態です。


■ 3.BSR(ビットソアー)

XMRG

発行枚数3億5千万枚の匿名系で安全な取引ができるとかこれもあやふやな情報しか出回っておらず 特に大した特徴がない通貨ですが、なぜか一定数の取引高がありました。 仕手コインなんて言われていたぐらいなのでギャンブル好きのユーザーに人気が あったのかもしれません。 内容はモネロゴールドとは少し事情が違っていて、スキャムコインかどうかよくわからないまま終わってしまった謎の通貨です。

何のアナウンスもなく公式サイトが閲覧不能になってしまい スキャムだと思ったユーザー達が一斉に売り始めた事が原因で10~20円を推移していた価格が大暴落しました。

(実は仕掛けたのは開発元かも・・・?)

これたまたま落ち始めた時にチャートを見ていた事もあって数日間観察していたんですけど、 こういうのって瞬間的に下落するとリバウンドを狙ったユーザーもいますよね。

それで実際にリバウンドが起きるんですけど、すぐに下落また下落に転じるんですよ。 数日間ひたすらそれの繰り返しで次々にユーザーが深海に引きずり込まれる様を目の当たりにして 恐怖したのを覚えています。

皆、海の藻屑になっちゃいました。

この通貨はスキャムコインの認定はされていないのでまだ取引はまだできるようですが、 買い板が一切なく、売り板のみの状態となっているため 無価値になったと言ってもいいでしょう。



■ 4.PCN(ピープコイン)

XMRG

前の2通貨と違って運営元は割としっかりしていますが、 運営が少し下手だったために起きた暴落事件です。

PCNはもともと開発者不明で放置されていた結構性能が高い草コインだったんですけど、 DAPSの開発者が「あれはもったいないし期待しているユーザーがかわいそうだから俺達が引き継いで なんとかしよう」と言い出した事が発端です。 しかも引き継ぐだけでなくPCNホルダーにはDAPSという通貨をスワップする事も発表しました。

※PCNの保有量に対して同じ量のDAPSを差し上げますという事です。

DAPSは匿名性を極限まで高める事を目的とした通貨で性能だけでいえば トップクラスの匿名性を持っています。

開発の進捗情報なども公開され透明性もあるため、将来を期待したユーザー達は 「PCNを持っているだけでDAPSがもらえるのか、しかも復活すればPCNの価格も上がるんじゃねーか?」 という思惑から買いが殺到します。

そして、死んでいたはずの草コインは数ヶ月の間上昇を続けなんと100倍以上の大暴騰を引き起こしたのです。

そして、ここからはお決まりの・・・

そう、皆大好きフリーフォール。

原因はPCNホルダーに対してDAPSへのスワップは中止だと運営元が発表したからです。 ユーザーからする「ふざけるな!」ですよね。

特定のアドレスが全体の10%以上のPCNを保有していて、そのユーザーを特定する事ができない状況だと。 そのユーザーにスワップしてしまうとDAPSが価格操作される懸念があるため 中止に踏み切ったとの事でした。

この大暴落にびっくりしたのか運営元は、 「やっぱりスワップします。 ただし自動でスワップしないので、欲しい人は申請して下さいね。お騒がせして すみませんでした。」 とすぐに発表しています。

大量のPCNホルダーを排除するための策だと思いますが かなりのドタバタ劇・・・

運営がPCNを売りぬいたとか色々噂はありますが、 まあこれだけ色んな通貨があればこういう事やらかす事があっても 不思議ではないですよね。 お騒がせDAPSが今後どうなっていくのか注目する価値はありそうですね。

このように草コインには大暴落の危険性が常に付きまとうので 草コイン投資を考えられている方は、過剰な広告や周りの意見に流されずに

自分でしっかり調べた上での購入をおススメします。 少しでも疑問に感じる事があればそれは投資対象ではないと自分は考えています。 お気をつけ下さい。

ご閲覧ありがとうございました。