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半減期の動きを過去チャートで振り返る

LTC(ライトコイン)編

2019年7月01日

ライトコイン



目 次
1.LTC(ライトコイン)について
2.半減期とは
3.半減期が存在する理由
4.上昇期間と価格変動幅の比較
5.価格のピーク

こんにちは。 主要アルトコインの優「LTC(ライトコイン)」がもうすぐ半減期を迎えようとしています。 半減期前後での動きと価格のピークがいつなのか過去のチャートを振り返って 比較してみたいと思います。




■ 1.LTC(ライトコイン)について

発行枚数 8400万枚
時価総額ランク 第4位(約6000億円)
承認方式 POW
半減期 4年


LTCは主要アルトコインの中ではBTCに次いで2番目に古く 承認時間はBTCの1/4と高性能なのが特徴です。

最近では匿名性を持たせるための技術Minblewinbleの実装など 実用化に向けた開発も進んでいる将来が楽しみな通貨です。

日本では匿名性を持つ通貨はマネーロンダリングとかで禁止みたいな流れになっていますが 海外では匿名性というのは注目されていて他の主要コインも匿名性を持たせる流れに なりつつあります。

それではまず過去のチャートを見る前に半減期とは何なのかを間単に説明します。


■ 2.半減期とは

ずばりマイニング報酬が半分になります。

LTCに限らず仮想通貨の中には半減期ごとにマイニング報酬が半分に減っていく通貨があるんです。 例えばLTCの半減期は前回が2015年8月で今回が2019年8月なので 4年に1回半減期がやってくる事になります。

これによりマイニング報酬が25LTCから12.5LTCへ減少する事になります。


■ 3.半減期が存在する理由

すばり価値を保全するためです。

マイニングはマイナーと呼ばれる人たちが取引データを承認するために 行う作業であり、その作業に対して支払われる報酬がマイニング報酬。 LTCのマイニング報酬は現在25LTCであり、それを得るために使った経費(電気代、端末維持費) を支払うために報酬で得た通貨を市場に売り出して法廷通貨に交換しなければなりません。

これが意味するものは?

市場に対する強力な売り圧力になってしまいます。 LTCの承認時間は約2.5分なので単純に2.5分ごとに25LTCが常に売り続けられて しまうと価格を押さえ込む要因となってしまうのです。

しかしこれを半分の12.5LTCにするとどうでしょう。売り圧力が減少しますよね? 4年ごとに12.5LTC、6.25LTC、3.125LTCと減らしていくことで マイナーからの売り圧力も徐々に減少させるために半減期が存在します。



■ 4.上昇期間と価格変動幅の比較

前回のLTCの半減期前後のチャートと今回の半減期前後のチャートを比較して 周期と価格の変動率を見てみます。

(2015年の半減期前後のチャート)

ライトコイン

・2015年1月13日~2015年7月10日(176日)

・約1.2ドル~約9.6ドル:約8倍


(2019年の半減期前後のチャート)

ライトコイン

・2018年12月13日~2019年6月22日(191日)

・約23ドル~約146ドル:6.4倍


半減期前からピークまでの周期はどちらも約半年間で周期性が感じられます。 価格の変動率は2015年のチャートは最後のオーバーシュート気味の 上ヒゲを除けばこちらも同じような感じですね。

前回の価格のピークは半減期の約1ヵ月半前でそこから半減期に到達するまで 下落トレンドに転換していますね。

この事から言えるのは価格のピークはもう過ぎているのではないのか?という事です。


■ 5.価格のピーク

ライトコイン

もしかしたらLTCはもう一段上げるかもしれませんが もうここからは上を取りにいくより利確を優先させる方が無難ですかね・・・ 過去の傾向から推察すると天井は2019年6月22日だった可能性が高いと思います。

過去の傾向もそうですがテクニカル的にも数ヶ月間、日足のトレンドラインに沿って上昇していたLTCですが 一度下にブレイクしています。 その後、再度ライン上に戻しますが前回の高値を越えられていない状況でチャート形状としては ここから売り込まれやすい形になっているように見えます。

そして、資金の流入を分析するMFIでもダイバージェンスが発生していて、 資金が抜けてきている事が読み取れます。

ラインタッチで下落してればよかったのですが ライン上に戻しているのでそこがちょっと気になりますが・・・ どちらにせよあやしくなっているのではないか・・・ まだポジションを持っている方は注意した方がいいかもしれません。

以上がLTCの半減期チャート比較です。 閲覧ありがとうございました。