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ビットコイン、もうすぐ調整?

上昇ストップを示唆する危険信号

2020年01月19日

ビットコイン

目 次
1.ビットコインの値動き
2.エリオット波動理論
3.RSI
4.アルティメット・オシレーター
5.今後の流れ

■ 1.ビットコインの値動き

ビットコイン

ビットコイン、日足逆三尊を背に良い感じで上昇していますね。 しかし、価格が上がれば調整が入るのは必然です。 ということで、今回はそろそろ調整に入るんじゃないか?という危険信号が出ているので ご紹介したいと思います。

まだ赤信号ではなく、黄色信号ぐらいですかね。

まずはエリオット波動を見てみます。


■ 2.エリオット波動理論

ビットコイン

エリオット波動理論を簡単に説明すると、 相場は基本的に5つの上昇波動と3つの下落波動で形成され、その中でも 最も上昇幅が大きいのは上昇の第3波動、最も下落幅が大きいのは下落の第3波動(c波動)になりやすい。 というものです。

とりあえずこれを当てはめてみると、今ちょうど第5波動目に見えますよね。 気になる点として第3波動が若干短い気がしますが、 そういう状況下では第5波動目で小刻みに上昇を繰り返すエクステンションという現象が発生することがあります。

※必ず第3波動が伸びるわけではありません。

しかし、出来高もそんなに大きくないですし、これからグイグイ上昇するほど強く見えないんですよね。 なので、基本的にロング(買い)で入るのは今はもう難しく、 仮に上昇し続けても焦って飛び乗るのは止めたほうがいいと思います。

5波動目でちょうど200SMAにあたっているのも気になります。 仮にここを上抜けてもそのまま上昇せず、再び200SMAの下、または絡みつくようにレンジ(ヨコヨコ)に入る のではと考えています。

200SMA

なぜそう思うのか?

印をつけたポイントを見てください。 この時点では200SMAはまだ上を向いていたので、 そのまま上昇しても全く不思議ではなかったのですが、今は若干下向きです。 200SMAが上を向かない限り長期で考えている方々(大口)は、 強気で攻めにくいものです。

上を向かせるためにはそれなりに強い上昇が続く、または時間をかけてレンジ(ヨコヨコ)で 消化するしかないということですね。 つまり、このままグイグイいかないという結論になります。

エリオット波動に関して言えば危険な状況なのですが、 他の指標ではどうでしょうか・・・



■ 3.RSI

RSI

トレンドの有無や上昇パワーを計るRSI(4時間足)を見てみます。 逆三尊のヘッドから上昇して今に至りますが、基本的に高値が切り上がると、 RSIも切り上がって上昇しているのがわかります。

しかし、現時点では・・・ 価格は切り上がっているのにRSIは切り下がりつつあります。 ちょっとダイバージェンス気味ですね。 これは上昇パワーの衰えを意味しているので注意が必要です。

もう一つテクニカル指標を見てみます。


■ 4.アルティメット・オシレーター(UO)

アルティメット・オシレーター

市場の買い圧力を分析するアルティメット・オシレーターを見ると、 やはりこちらもダイバージェンス気味に切り下がっています。


このようにいくつかの指標でダイバージェンスを引き起こしているので、 基本的にはこれが解消するまでは逆張り目線でいるべきです。 つまり調整に入る?と考えた方が良いということです。 解消したらまた順張り目線(価格が動いている方向)へ戻せばいいだけですからね。



■ 5.今後の流れ

とりあえずもうすぐ上昇がストップするという前提で話すと、 デイトレ的な期間でショートをするのは有りだと思いますが あまり深く攻め込むのはやめた方が良いのではないかなと考えています。

なぜなら底値圏で日足逆三尊を形成したことで、 中期的にトレンド転換の可能性が出ているから。

逆三尊のネックライン、またはヘッドを下抜けるまでは落ちたらロングを狙うのが 正攻法です。イメージとしては・・・


・トレードプランA

ネックライン付近まで落ちてくるのであればネックラインの下にロスカットを置いてロング(買い)でエントリー。


・トレードプランB

ネックラインを下方ブレイクした場合、ロングは様子見して、ネックラインを上抜ける動きがあればロングエントリー。


・トレードプランC

ヘッドで反発するなら、ヘッドの下にロスカットを置いてロング。


・トレードプランD

ヘッドを下抜けた場合、戻る気配がなければショート。 すぐに戻った場合、ショートは手仕舞い。


日足逆三尊なので、その下にはたんまりとロングのロスカットが置かれていることが 考えられます。ロングのロスカットは売るということなので 暴落する可能性があるからです。 ヒゲで戻さてロスカットしなくても良かったじゃんと思うこともあるかもしれませんが、 そこは素直にロスカットされた方が正攻法です。 たまたま戻ってくるかもしれませんが、それを繰り返していると その内、取り返しのつかない暴落によって一発で再起不能に追い込まれてしまいます。

とこんな感じですが、ビットコインは値動きが激しいので もしかしたらこのままグイグイ上昇する可能性もありますが、 少しでも危ないなと思ったら素直に何もやらない、待つという選択をするのが賢明ではないでしょうか。


閲覧ありがとうございました。