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目 次 |
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1.年末年始の値動き |
2.ハッシュレート推移 |
3.1日あたりのトランザクション数 |
4.ビットコインATMの設置台数 |
5.将来的に価格は上がるのか? |
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年一発目、まずは年末年始のビットコインの値動きと今後の流れについてざっと解説します。
そして、いくつかの視点からビットコインが世界的にどう動いているのかを見てみたいと思います。
2019年12月中旬に形成した逆三尊のヘッドを一瞬下抜けてからスパッと戻して反発上昇。 しばらく上昇した後、再び下落しますがこの下落が前回安値を下方ブレイクせずに反発ポイントAで上昇転換して今に至ります。
逆三尊のヘッドをズドンと下抜けない場合、ロング(買い)が有効であることは 以前の記事でもご紹介していますのでぜひ参考にしてください。
※ここを実体でブチ抜かれると逆三尊が完全否定されて 市場の買い意欲が削がれてしまいます。
そして、再上昇した理由・・・
散々押さえつけてきたレジスタンスラインAが サポートラインに転換したのが大きな理由です。 キレイにタッチして再上昇しているのがわかります。 この上昇で少し崩れ気味ですが日足でも逆三尊を形成して、さらに ネックラインも上抜ける動きを見せました。
※現在はレジスタンスラインBに到達し、ここを抜けるかどうかという場面です。 タッチしていったん落ちるかと思っていましたがなかなか落ちないですね・・・
拡大してみるとよくわかります。
まだ上昇トレンドに転換したわけではないので上がったらショートが有効なように 思えますが、この状況で安易にショートするのはオススメしません。 むしろネックラインまで下落した場合、 反応するのであればロング(買い)するかどうか考えなければいけない状況です。 私の場合、ロングエントリー後は上で利益確定後、 ドテンショートするつもりでいましたがその選択肢は捨てることにしました。
なぜなら・・・
日足 で逆三尊が形成されたからです。
(補足)
なぜ下落すると思っているのにそれを狙わないのかと思いますよね? それは、上昇パワーが強いからです。いつ上に持っていかれるかわからない状況でショートエントリーするよりも 狙ったところまで下落したらロングする方がリスクが低いのです。ショート失敗して上へ持っていかれたら 損失になりますが、狙ったところまで落ちずにロングし損ねても損失ゼロです。 狙って良い下落と狙ってはいけない下落を区別する必要があります。
※ネックラインを下抜けて安値を試す動きがある場合、また下落するのかな?とそこでまたショートの選択肢が出てきます。
※逆三尊に関する記事もありますのでこちらも参考にしてください。
まだ上で売り込まれる可能性は十分ありますが、 日足で逆三尊を形成してしまった以上、中期的な上昇トレンド転換の可能性を否定できません。 トレンド転換時は、何かしらのシグナルが発生します。 それが今回かもしれないし、そうでないかもしれませんが、 仮に大きく下へ突っ込まれても一気に底値を下抜ける動きにはならない可能性が高いため、 引きずり込まれることなくロングを狙うことができます。
失敗してもたいしたダメージを受けないとも言えます。
今後ショートするかどうかは価格の落ち方を見てからでも遅くないですからね。 とりあえず下落のタイミングを見計らってロングするつもりでいますが、 仮に成功したとしてもグイグイ高騰するとは思えないので 現物を長期ホールドしたい方やローリスクで攻めたいのであればまだ様子見するのも有りだと思います。
なぜなら・・・まだ200SMAの下に潜っているから
長期的に売買する場合、200SMAは意識されやすい指標です。 その200SMAが半円を描きながら垂れてきているのがわかりますか?
今の短期上昇が200SMAまで伸びるかはまだわかりませんが、 接近すると売られる可能性があります。
その売られ方によっては再び大底を試しにくる可能性があるので、 そこは常に頭の片隅に入れておかなければいけません。
ビットコインは歴史が浅いのでサンプルがあまりないのですが、 イメージとしてはこんな感じです。
(1) 2013年から2015年前半
(2) 2017年末から2018年後半
200SMAの下に潜ってしまうと上がるたびに売られてなかなか抜けさせてくれないのです。 もう一回は最安値を試すような動きがあっても全然不思議じゃないので大底をつけたと判断することはまだできません。 出来高も少ないですしね。
200SMAを明確に上抜けして上を向き始めてから買っても遅くはないと思います。
それでは、本題のビットコインのシェア拡大についてお話します。 ビットコイン(仮想通貨)は世界共通なんて言われていますが、本当にそうなのか? いくつかのデータを参考に見ていきたいと思います。
まずは定番のハッシュレート。ハッシュレートとは、マイニングを行うマイナーと呼ばれる人達が どれだけ活発に動いているのかを見るための指標です。 マイニングの報酬はビットコインで支払われ、そのビットコインを売って利益を得るという仕組みです。
将来的に価格が上昇すればマイナーは儲かるので、それを見込んだビジネスといってもいいでしょう。 逆にマイニング参加者が減少傾向にある場合、儲からない(撤退している)と見ている可能性があり、しかもネットワークが不安定に なるためセキュリティ面における信頼性が低下します。
儲からない、信頼性がないと当然投資家は逃げます。つまり、価格の下落を引き起こすという わけです。
2019年末あたりはハッシュレートが荒れ気味で非常に不安定な状態でしたが、 なんとか持ちこたえて最高値を更新し続けている状況です。
ハッシュレートが下落傾向だと警戒した方がいいということです。
次は、1日あたりのトランザクション数です。 トランザクションは誰から誰にいくら送金したのかを処理した数であり、 この数字が大きければ大きいほど多くのユーザーが利用していることを意味しているので、 これが上昇傾向にあるということは市場規模が拡大していると見ることができます。
店舗でのショッピング決済のために個人が購入したり、商売する側がビットコインを仕入れたり、 つまり、売るというよりも買われる傾向にあります。
ビットコインのATM設置台数です。 年々増加傾向にあり現在は6000台以上にまで達しています。
マップで見ると主に欧米を中心に分布していることもわかりますね。日本での設置はというと・・・まさかのゼロ! 少し前までは設置されていたのですが、誰も使う人がいないのか全て撤去されてしまいました。
これだけ見ると、日本は世界と逆行しているように見えます・・・
ATMが増加しているということは、シェアの拡大を見込んでいる、購入者が増加している という構図になります。トランザクションの増加もこれに直結しているのでしょう。
基本的にトランザクション数やハッシュレートなどネットワークの価値を示す多くの指標は上昇傾向にあります。 価格に関しても上下が激しいので、 終わったように見えますが2018年の最安値(およそ35万円)を割らない限り上昇中です。
基本的に主要データは年々底上げされている状況なので、 今後価格もそれを追随するように伸びることが考えられます。
※ビットコインは発行上限が2100万枚なので、 需要が増えれば価格が上がる仕組みになっています。
最近では楽天ポイントからビットコインへ交換するサービスなんかも開始されたりと 大手も続々と参入してきています。 状況としてはいい方向へ向かっているのではないかと思っています。
※この流れが主流になると、いままで特定のサイトでしか使えなかったポイントがどのサイトでも 使えるようになります。今後、楽天ポイントもブロックチェーン上に乗りそうですね(違う仮想通貨同士に互換性を持たせる プラットフォームも開発されています)。
2020年は良い年になることを祈りましょう。
閲覧ありがとうございました。