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目 次 |
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1.BTCの200SMA |
2.注目ポイント |
3.これから |
こんにちは。 仮想通貨投資をはじめたばかりで 短期的なトレードはよくわからないからとりあえず買ったら長期的にホールドしようかなと 考えておられる場合でも最低限の買い時と売り時は把握しておきたいものです。
そこで、誰でも簡単に使えるシンプルな指標「200日移動平均線」についてお話したいと思います。
移動平均線とは、単純に指定した日数の価格の平均値をとっただけのものです。 基本的に反応が遅いので短期トレードには向かないのですが、 長期トレードでは十分参考になる指標なのでぜひ使ってみて下さい。
※以後、200日移動平均線=200SMA(Simple Moving Average)と表記
どんな感じで有効なのか まず2013年末ぐらいから現在までのBTCの価格と200SMAの絡み方を見ていきます。
2013年末に200SMAから大きく乖離する高騰を見せた後に下落を開始して、 2014年3月末に200SMAを実体でおもいっきり下方ブレイクしてしまいます。 その後、何度か200SMAの上に戻ろうと試みていますが、戻る事ができずに完全な下落トレンドに突入。 ここから半年程ダラダラと下がり続ける流れになります。
ここでのポイントは、200SAMが急角度の上昇から徐々に緩やかな平行になっているところです。 こういう場合、価格チャートとのデッドクロスが成立しやすいので下方ブレイクの後、 再度上に戻した場合でも絡み合いながら結局下に押し戻されやすくなります。
2015年6月、下落が続いていた価格が久しぶりに200SMAの上方ブレイクにトライします。 一度、完全に抜けたと思いきやすぐに下に戻されていますが、 大きく乖離することなく張り付いた状態になっています。 そして、勢いよく再度上方ブレイクに成功して上に戻る事に成功。
ここでのポイントは、200SMAが下落から緩やかに平行になっているという事です。 先ほどと全く逆の状態で、このような場合、価格チャートとのゴールデンクロスが成立しやすいので 絡み合った場合でも結局上に抜けやすい状態になります。
抜けた後は、上昇トレンドに突入し、今までレジスタンスとなっていた200SMAがサポートに変わって グイグイ価格を上げているのがわかります。
これは、2017年末のバブル時のチャートです。 2013年末と同様に200SMAから大きく乖離しています。 そして、同じように200SMAを下方ブレイクする動きになってしまい、一度ブレイクしてしまいますが、 一旦戻すような攻防が行われます。
絡み合いますが、一度ブレイクするとこれまでと同様にブレイクした方向へ進んでいく展開です。
その後は、想像通りレジスタンスとなってしまいダラダラと長い下落トレンドが始まります。 そして、2019年4月に実体の大陽線で上方ブレイクした後は再度上昇トレンドに突入して現在まで至るという感じです。
1.長期投資において200SMAは意識されており、ブレイクした方向へ進みやすい。
※どの市場でも結構大事ですが、仮想通貨市場も例外ではないという事です。
2.長い上昇・下落の後のゴールデンクロス・デッドクロスは チャンス。
ここからは推測になりますが、2019年4月に200SMAを突き抜けてからその後まだ200SMAに絡んでいません。 2017年末の最高値2万ドルを超える前に200SMAを試す動きがやってくる可能性が高いので その時に反発できれば、結構な確率で2万ドルを超えていくようなチャートを形成するのかなと思います。 逆に突き抜けてしまってその後レジスタンスになるような動きを見せた場合はまた長い下落に 突入する可能性が高いのでご注意下さい。
閲覧ありがとうございました。