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下落終了?ビットコインのテクニカル分析

MACDとフィボナッチ、トレンドライン

2019年8月24日

ビットコイン

目 次
1.三角持合い
2.ロングエントリーのタイミング
3.ショートエントリーのタイミング
4.フィボナッチ・リトレースメント
5.MACD(週足)
6.総合的には?

こんにちは。 以前の記事でBTC(ビットコイン)の大底はどこだ?という内容で大底の目安をご紹介させて 頂きました。それからしばらくたった今はどんな状況になっているのかみてみたいと思います。

※2019年7月2日:BTC、150万円からの調整。大底はどこだ?


過去記事
BTC

BTC、150万円からの調整。大底はどこだ?

150万円に到達したビットコインがいったいどこまで調整するかを予測します。

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■ 1.三角持合い

三角持合い

まずは、トレンドラインを引いて分析してみます。

2019年8月23日現在のBTC(ビットコイン)の価格は約1万ドル付近で、 「上にいこうかな~、下にいこうかな~」なんて 高値を切り下げながら安値も切り上げている、いわるゆ三角持合いの状態です。 出来高もだいぶ少なくなってきてますね。

レジスタンスラインかサポートラインのどっちか水平だともう少し方向性がわかりやすいのですが 現時点だとロングとショートがお互い譲らない状況なのでまさにパワーが拮抗しており、 どっちにいってもおかしくない状況です。

非常に難しいです・・・

基本的にわからない場合は方向性がわかるまで何もしないのが最善です・・・

ですが、それだとつまらないので わからない中でも今後どういう動きをしたらどうポジションを持つのかは考えておく必要があるので いくつかのパターンをご紹介したいと思います。

まず注目するのは、「直近高値」。

この直近高値を上抜けたらもう一度レジスタンスラインにトライする動きが考えられます。 その場合、4回目のトライになりますよね? レジスタンスラインでもサポートラインのどちらでもいいのですが 「4回目はブレイクする」というのがセオリーなので 次のタッチでは上抜けの可能性があります。

逆に直近高値を抜ける前に再度、レジスタンスラインに戻ってきた場合はこちらも4回目のトライになるので 下方ブレイクする可能性が高くなってしまいます。

※4回目で抜けなかったらまた違う考え方をしなければいけません。

この事から、直近高値を上抜けるかどうかが重要になります。 そして、どちらかのラインに張り付く動きをしてもそのラインを抜ける可能性がありますし、そのまま 先端まで持合うことも頭に入れておかなければなりません。



■ 2.ロングエントリーのタイミング

・レジスタンスラインの上抜け

・レジスタンスライン張り付き

・直近高値上抜け

ここでレジスタンスラインの上抜けは下落トレンドを終了させる 可能性が高いのですが、上抜けていく勢いは注目しておいた方がいいです。

(上抜けした場合の注意点)

・勢いがない

・大き目の陽線が出てこない

・ジリ上げ

こんな感じでなんか勢いがないな~と感じたらまだ下落が終わっていない 危険信号かもしれませんので注意が必要になります。 上がると思いきや半円を描くように最安値をブレイクするような勢いで下に突っ込んでくるパターンもあります。 皆がようやく上昇だ~と思っているときに下落すると大量のロスカットが入るためショート勢はウハウハなのです。


■ 3.ショートエントリーのタイミング

現時点では何もしないのが無難です。

ショートするという事はまだ下落すると思っているということですよね? 三角持合いのセオリーだとどちらかのラインをブレイクした方に大きく放たれる可能性が高いので 抜けた方向についていくのが正攻法ですが、 日足レベルで強い上昇トレンドを形成しているため、下に抜けた後についていっても 大きな値幅が期待できないと考えられます。

ここから下の値幅はせいぜい20万円ぐらいで、上の値幅はそれ以上が期待できるので、 ここからショートする旨みはほとんどないといってもいいでしょう。 リスクの方が大きいということです。

上ヒゲよりも下ヒゲの方が多いのは、落ちたら買ってやろうと狙っている人が それだけ多いということなので結構危険かなと思います。



■ 4.フィボナッチ・リトレースメント

フィボナッチリトレースメント

前回の上昇の最高値と最安値でフィボナッチを描画してみました。 現在、78.6%をぬけさせないようにヒゲで何度か戻していいます。 78.6%はショート勢に押し込まれている状態だと見ることができるので 余程の上昇パワーがないと上に上がれないと判断する事ができます。

1発目の78.6%は下に突き抜けましたがヒゲで戻しています。 その後3回ここでサポートされているので、 これで上に行かずに再度78.6%まで戻ってきてしまうと、先ほどの三角持合いと同様に 4回目のトライでブレイクしてしまう可能性が高くなってしまします。

フィボナッチだけで見ると勢いは全くないことがわかります。 出来高も減っていますし当然と言えば当然ですよね。



■ 5.MACD(週足)

MACD

週足のMACDがデッドクロス寸前です。

デッドクロスしない方がいいのですが、したとしてもここから大暴落に繋がったり長期的な下落トレンドに 入る可能性は低いと思うのでそんなに気にしなくてもいいと思います。 ビットコインはまだ歴史が浅く、サンプルがないのであまり参考にはならないのですが、 大きな下落に繋がるパターンは MACD線とシグナル線が大きく乖離した場合でMACD線が上から垂直気味に大きく突っ込んできた時。

実はデッドクロス自体は結構起こっていて大抵の場合、 長期的に上昇トレンド中というのもありクロスしても大きな下落には繋がっていません。 多少ダラダラ下げたりレンジ相場に突入したりといった感じです。

MACD

こんな感じです。

今回クロスせずに上に跳ねた場合は、再度上昇トレンドに入る可能性が高く、 クロスした場合はしばらく様子見という感じになると思いますが、デッドクロスしかけているものを 無理やり上を向かせるって結構パワーがないと無理なんですよね。

なので、MACDだけで判断すると余程の好材料がなければ まだ下落もしくはレンジ相場が続くと考えられます。


■ 6.総合的には?

少し前の記事でも解説しましたが、 自分は未だに中期的にはまだ底についていないのではないかと思っている派です。 次の上昇時の値幅は大きい事が想定できることもあり、明らかな転換シグナルが出てからでもおそくはないと 思います。様子見が無難ですかね。

刻々と状況は変化するのでこの記事を出す頃にはどちらかに動いているかもしれませんが 少しでも皆様の参考になればと思います。

閲覧ありがとうございました。