メニュー

...


プラットフォーム型仮想通貨に投資するしん

DApps(分散型アプリケーション)

2019年8月3日

dapps

目 次
プラットフォーム型
将来が期待できるプラットフォーム型仮想通貨
・・・EOS(イオス)
・・・ETH(イーサリアム)
・・・ADA(カルダノ)
・・・ジョーカー的存在のプラットフォーム型仮想通貨(CENNZ)

こんにちは。 皆さんは仮想通貨の中にプラットフォーム型と呼ばれる通貨があるのはご存知ですか? 今回は、このプラットフォーム型の通貨に関していくつかご紹介したいと思います。




■ プラットフォーム型

プラットフォーム型通貨とは、アプリやサービスを動作させるためにインフラ的な役割を果たす事ができる通貨の事を言います。

例えばパソコンでは、WindowsというOSの中でエクセルやワードといった様々なアプリが動作しますよね? Windowsというプラットフォーム上でそういうアプリを作ったり動作させたりする事ができるからです。 クラウドアプリもクラウドサーバー上で動作しているだけなので同じですね。

それだったら今までの仕組みでもいいのでは?

ローカル、クラウドどちらもそうですが中央集権的な仕組みだと管理者がデータをいかようにも 改竄できてしまったりセキュリティ上の問題などで完全に顧客の情報、またはデータの信用性が 確保されているとは言えない状態なのです。

まさにデータ偽造問題なんかがそうです。 例えば、あるシステム上で登録されたデータがあったとして そのデータを管理者が改竄してしまうと私達一般ユーザーは それが正しいかどうかを判断する事ができません。

正しいものだと信じるしかないのです。

しかし、ブロックチェーンの仕組みを利用する事によって 登録(承認)されたデータは簡単に改竄する事ができず、かつそのデータは公開されているためより信頼性の高いデータとして 扱う事が可能になるのです。

要するに嘘の報告をしてもすぐにバレるし 悪いことができなくなるという事です。

管理者が存在しない非中央集権型アプリ、 ブロックチェーンを利用したプラットフォーム上で動作するアプリをDApps(分散型アプリケーション)と言います。

これを利用するとこれまで問題視されてきた管理者への依存、セキュリティ面への不安が解消され より完全に近いネットワーク環境を構築する事が可能になります。

理想的なネットワーク環境構築を目指している通貨がいくつかありますので いくつかご紹介したいと思います。


■ 将来が期待できるプラットフォーム型仮想通貨


1.EOS(イオス)

イオス_eos

発行上限枚数 10億枚
承認方式 DPoS
公開 2017年6月

EOSは国内取引所での取り扱いがないため国内での知名度は低いのですが、 海外での知名度は抜群でETH(イーサリアム)よりも高い評価を得る事も珍しくありません。

※仮想通貨投資を行う上で国内がどうとかよりも海外、世界的にどう見られているのかを 気にする事が重要です。現在、円よりもドルでの取引高が多いので現時点では 海外を中心として見ていく事が大事だと思います。

かつて、ICOでのEOSは価値がないものとされており、 運営側も「EOSトークンは資金を集めるための手段でありトークン自体には何も価値はありません」と述べています。

しかし「価値がないですよー」と言っているのにも関わらず資金が集まってくるほどEOSの将来へ期待している 人が多かったのでしょうか。 「プロジェクトがうまくいったらとんでもない価値がつくのでは?」とか、 「使い道ができてから投資しても乗り遅れてしまう」など様々な理由で申込みが殺到しました。

結果的にEOSがICOで集めた資金は史上最高額の4000億以上になりました。

凄まじい額です・・・

EOSはもともとETHのプラットフォーム上で発行されたERC20トークンと呼ばれる通貨だったのですが、 2018年6月に独自のメインネットへの移行が完了した事によりETHとは全くの別物として 開発を進めて行くことになります。

これによってEOS自体に価値が付いてくる事も見込めるようになりました。

そして最近のEOSの評価はどうなっているのでしょう?

イオス_eos

※参照:Bitcoin.com

これは中国の格付けランキングで、EOSはなんと「1位」を獲得しています。 TRON(トロン)やNEO(ネオ)など中国を発祥とする通貨が上位に食い込んでいるので 若干自国優位なランキングっぽいですが、EOSの評価はダントツのようです。

イオス_eos

※参照:Weiss Ratings

次にアメリカの格付けではどうでしょうか。EOSは「B-」を獲得しています。 なんだ、「A」じゃないのかと思ったかもしれませんが、2019年1月から毎月発表されているランキングで 「A」を獲得した通貨は1つもありません。

そう、ここは結構厳しくて今回トップの通貨であるBTC(ビットコイン)でも「B+」が最高で、BTCが「B+」を 獲得したのも今回が初めてで「C」の場合もあります。ETHも「C」がたまにあって、常に「B」以上を獲得しているのは EOSだけなんです。 そう考えるとEOSは最高評価を受けている通貨だと言えます。

eos

※参照:cointelegraph

EOSが高評価を受けている理由の1つが トランザクションの速さです。 トランザクションとは1秒間に何件処理できるのかというもので、 EOSは1秒間に6000件以上の高速処理が可能です。

多分ピンときませんよね・・・?

自分もです。

よく比較対象とされるのがVISAカード。 VISAカードのトランザクションがMAX6000件ぐらいなので、VISAカードを凌ぐ高速決済が可能という事です。 そして、EOSでは決済手数料が無料である点も高評価の理由です。

※EOSは開発が進むにつれてトランザクション数が伸びているのでまだまだ早くなる可能性があります。

そしてアプリの開発状況ですが、EOSは既にいくつもの実用化レベルのアプリ開発を行っており、 直近だと「Voice (ボイス)」と呼ばれる新たなソーシャルメディアプラットフォームの発表をしています。

このようにEOSの開発は順調に進められていて、将来的に現在使われているシステムを凌ぐスペックが見込めることから 大きな期待が寄せられているのです。

これはEOSの現在のチャートです。

Voice

EOSの現在価格(2019/8/3時点)で4.26ドル(約450円)程です。


2.ETH(イーサリアム)

イーサリアム_eth

発行上限枚数 なし
承認方式 POS
公開 2014年7月

BTC(ビットコイン)に次ぐ時価総額2位の通貨です。 発行枚数の上限はなくて現在1億枚ちょっとが市場に流通していますが、 今後のアップデートでは発行上限が固定されるのではないかとされています。

先ほどのEOSもそうですが、ETHのプラットフォーム上では新しい通貨を発行する事ができるので、 現在市場に出回っているERC20トークンと呼ばれる通貨は全てETHから誕生しているため、 ETHが仮想通貨市場に与えてきた影響は多大なものです。

ETHの詳しい解説はこちらに記載しているので 良かったら読んでみて下さい。

※ETH(イーサリアム)についての詳しい解説

これはETHの現在のチャートです。

ethereum

ETHの現在価格(2019/8/3時点)で222ドル(約23600円)程です。

※ETHはZaifで購入する事ができますので、興味のある方は ぜひ参考にして下さい。


3.ADA(カルダノ)

カルダノ_ada

発行枚数 450億枚
承認方式 ウロボロス(POS)
公開 2017年10月

そして3つ目はADA(カルダノ)です。

EOSやETHに比べて若干開発が遅れているのが難点ですが 将来的には肩を並べても不思議ではないポテンシャルを十分持っています。

なぜADAを押すのかは以前の記事でご紹介しているの 良かったら読んでみて下さい。

※長期投資で安定収益を狙える仮想通貨 |ADA(カルダノ)編

これはADAの現在のチャートです。

cardano

ADAの現在価格(2019/8/3時点)で0.057ドル(約6.2円)程です。



■ ジョーカー的存在のプラットフォーム型仮想通貨

先ほど述べた3通貨は、既に時価総額も大きく将来的に間違いないだろうと言われているもので おそらく無くなる事はないと思います。 しかし、基本手には数十倍以上を狙うものではありません。 手堅く投資するイメージですね。

もしかしたら数十倍以上を狙えるかもしれない ジョーカー的な位置付けとして1つご紹介します。それは・・・

CENNZ(セントラリティ)

発行上限枚数 12億枚
承認方式 不明
公開 2018年1月

セントラリティ_cennz

仮想通貨投資をやった事がない方に簡単にCENNZを説明すると、

(1) ICOの際に6分間で100億円を集めるという驚異的なスピードで資金集めに成功。

CENNZは初のTGE案件として公開されました。TGE案件とは、CTIAという投資アドバイザーの会社によって 集めた資金の用途や法律的な問題など様々なチェックが行われ信用できると判断された案件です。 当時、ICOでは詐欺が横行していたため、TGE案件だというだけでまともな投資先だと判断されたのでしょう。

(2) ニュージーランド政府から返済不要で1500万ドルの資金を獲得。

政府公認というところも信用を得ている1つの理由です。

(3) AWS(アマゾンウェブサービス)と技術提携。

アマゾンの子会社であるAWSとの提携は技術力が認められた証と言えるでしょう。

(4) 中国の超大手ワンダグループと提携。

こちらも世界的な大企業との提携した事で大きな話題となりました。

(5) 技術力は全通貨の中でもトップクラスである。

こちらも世界的な企業である「アリババ」や「グーグル」などから 集まったチームで構成されています。

・技術パートナー

cennz

※参照:セントラリティ公式

・メンバーシップ

cennz

※参照:セントラリティ公式

・顧問アドバイザー

cennz

※参照:セントラリティ公式

これだけ強力なバックや開発チームを要するCENNZですが、なぜか あまり目立たないんですよね。

目立たないというのは活動していないという意味ではなく、 他の通貨ならとっくに大手取引所に上場していてもおかしくないほどの 内容だと思うのですが上場してこないという意味です。

やはり上場していないと知名度は低くなりがちです。

Voice

※参照:セントラリティ公式

こんな感じで、今月は何をしましたーとかこういう提携をしてきましたーとか 着々と開発やマーケティングは順調に進んでいるようなのですがあまり表立ったニュースにはならないんです。

Voice

※参照:セントラリティ公式

楽しそうですね・・・

CENNZは分散型アプリケーションを構築する事を目指しているので、 中央集権的な取引所があまり好きではないのか?

現在取引ができるのは分散型取引所である「SingularX」と中央集権型取引所である「HitBTC」ぐらいです。

※分散型取引所は管理者が存在しません。

こだわりがあるのかもしれませんがちょっと不気味な存在なんです。 なんかこの対照的な取引所でサンプルを取っているようにしか思えないのは自分だけですかね・・・

セントラリティも実はERC20トークンに属しています。 ERC20トークンであれば、ETHのようにプラットフォームを構築する事が可能なので 別にCENNZじゃなくても他にもERC20はあるんだし特別ではないんじゃないか?

確かにそうなんです。 そうなんですけど、ETH上で別のプラットフォームを構築してアプリを作るのは めちゃくちゃ難しいんです。 ホント専門職じゃないと無理って感じです。

そこで、CENNZは誰でも簡単にアプリを作る事ができるようにモジュール と呼ばれるツールを提供して専門家でなくてもアプリを作れるようにしようじゃないかと考えているわけです。

専門的なプログラミング言語がわからなくてもモジュールの組み合わせで 素人でも簡単にブロックチェーン上にアプリを作れるようにする事。

それがCENNZが目指す未来です。 ETHが専門職向けだとすると、CENNZは一般ユーザー向けのプラットフォームという 感じですかね。

統一されたモジュールで作るとどうなるのか?

全て同一アカウントで各アプリを管理する事が可能となります。

現在、複数のアプリに登録したりする場合、別々にアカウント作成して 別々に管理しなければいけませんよね? アカウントだらけでどれがどれかわからなくなった経験は誰しもあると思います。

アカウントが統一されるとこの手間が無くなります。

さらにはプラットフォームが違う場合でも別々のアカウントを使わなければなりませんよね?

CENNZはこの枠も取っ払おうと考えており、 様々なブロックチェーン同士を繋げることを試みているPlugと提携する事で 全てのアプリを一元管理しようと試みています。

自らをしっかり活かしつつ プラットフォーム同士を繋ぐスキマ産業のようなプロジェクトも同時にやっちゃおうという感じです。

cennz

※参照:セントラリティ公式

CENNZが今後、躍進するのかわかりませんが地下に凄腕の技術屋集団が 潜んでいる事だけでもわかっていれば今後の選択肢を広げることができると思います。

これはCENNZの現在のチャートです。

cennz

CENNZの現在価格(2019/8/3時点)で0.0255ドル(約2.8円)程です。

上場している取引所がほとんどないためこんなチャートしかありませんでした。 出来高もありませんし、なぜこんな事になっているのやら・・・ 出来高が増え始めてからでも遅くは無さそうですね。

※CENNZはHitBTCでも取扱いがありますが、日本人は一応取引できない 事になっているので実質SingularXでしか入手する事ができません。 興味のある方はぜひ参考にして下さい。


取引所
SingularX

SingularX


CENNZ(セントラリティ)を購入。セキュリティに強い分散型取引所になります。

進 む  
取引所
SingularX

先入観を払拭、MetaMask連動のSingularXは難しくない

SingularXの使い方について解説しています。

もっと読む

今回は、あまり国内では話題にあがらないEOSとCENNZを中心にお話しましたが、 これ以外にも有望なプラットフォーム型通貨はいくつかあるので興味のある方は ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。

閲覧ありがとうございました。