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ビットコイン下落、ショートエントリーのタイミングについて解説

トレンドラインの仕組み

2019年11月27日

ビットコイン

目 次
1.ビットコイン下落
2.下落の原因
3.ショートエントリーのタイミング
4.止まる理由
5.次の底の目安
5.トレンドラインと高値

1.ビットコイン下落


こんにちは。 今回は、ビットコインの最近の値動きを見てみたいと思います。

ビットコイン、 個人的な見解で中期的に上昇トレンド転換したのではないかと考えていましたが、 ブレイクしてはいけないポイントを下抜けたことで 下落トレンド継続という流れになっています。 正確には上昇トレンドが確定していたわけではないので、値動きの性質からここが大底だろうという 目線でいました。こうなってしまうと、今価格が上昇しても下落途中のリバウンドだと見れてしまうので 簡単には買えません。

下方ブレイクせずに反発していた場合、およそ10350ドル(113万円)超えの上昇が期待できる状況だったので 残念な気持ちですが、これも市場の流れ、ということで今後の方向性と下落トレンド継続に伴うショートポジション(売り) のエントリータイミングについて解説します。


※以前までの流れは過去記事でご紹介していますのでぜひ参考にして頂ければと思います。

過去記事
CENNZ

セントラリティ(CENNZ)、ステーキングで不労所得GET

持っているだけで報酬が得られるCENNZのステーキング機能について解説します。

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過去記事
ビットコイン

どこまで下がる?ジリ下げ続くビットコイン


ビットコインはどこまで下落するのか?テクニカル分析を用いて解説します。

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私が持っていたポジションは、 結果的に今回のトレードではプラス収支にはなりましたが、最後はロスカットをくらって手仕舞う形に なりました。

ビットコイン

ロングエントリー(買い)と同時に下へロスカットを置きました。 上昇開始の際に現れた1本目の陽線がその前の下落を完全に包み込んでいたので、 まだ上昇は止まらないと判断。上昇ストップを示唆するようなシグナルが出るまでは ポジションを引っ張ることにしました。

およそ113万円到達の際、長い上ヒゲをつけて陽線が確定したのでまず1/3を利益確定。

通常なら、長い上ヒゲをつけた、またはトレンドラインに当たったポイントなどでほぼ利益確定させるのですが、 今回は前回の安値が大底だと判断したのもあって下落が止まったら追加でロングを入れるつもりでした。

そしてジリ下げの最中、 ロング追加のタイミングを探っていたのですが、 フィボナッチ61.8%で反応が薄いため様子見。 さらに下落して78.6%まで到達しましたが、2回小さな反発をした後に結局3回目で下抜けます。

ビットコイン

雲行きが怪しくなったため、微益ですがさらに1/3を利益確定。

そして、残りの1/3は前回の安値(大底と思っていたポイント)をブレイクするまで持つことを決意しますが、 当然のごとくロスカットにかかりこれは損失になりました。

正直、割れるとは思わなかったです・・・ このジリ下げの間、ダウや日経が上がっていたのは分かっていたのですが、それでも いけると思っていました。

というのも・・・

ビットコインの過去5年分ぐらいチャートを見てもこのレベルで価格と出来高の上昇を記録した 初動が一発で割れたことがなかったんですよね。 他の市場、例えば株とかでもあまり見かけないチャートだと思います。

ないわけではないが、頻度が低いという意味です。

ビットコインはまだ歴史が浅く、 過去のチャートだけでは情報量が少ないので他の市場チャートを見ることもオススメします。 ダウや日経と関連性があるならその市場で売買している人達の思考が反映されるという論理です。


※マメ知識

2018年中盤ぐらいまでは、ダウや日経と完全に独立した動きをしていましたが、 中盤以降、多少連動性が見えはじめています。 ビットコインの取引がドル基盤になったのと、機関投資家向けの先物取引がシェア拡大していることなどが 大きな理由だと思われます。


ちなみに下落の原因ですが・・・



2.下落の原因

中国

中国人民銀行が仮想通貨取締り強化を発表したことが原因だと言われています。 ICOによる資金調達、違法取引などを排除することが目的ですが、 それまで買っていた人達が逃げ出したって感じです(笑)

最初の大きな上昇も中国のブロックチェーン事業を推進するニュースがきっかけで 下落も中国のニュースが原因。

以前から、中国の規制に関するニュースは 相場を大きく左右する傾向があるので今後も注意が必要です。

なぜこのタイミング?嫌がらせか!って思いましたよ。 しかし、そうなったものはしょうがないのでスパッと切り替えましょう。

こういうことがあるからロスカット設定は必ず必要なんですよね。 ロスカットしたからトータルでプラスになりましたが、 していなかったら完全にマイナスです・・・

仮想通貨の価格変動率は凄まじいので、 欲望のままにポジション引っ張ると奈落の底まで連れていかれます(笑)

しかも、この大きな上昇を否定する動きなので、 上に戻ってくるとしても時間がかかります。 その間、含み損を抱えた状態で毎日を過ごすのはメンタル的によくないですからね。 今のところ、長期的(月、年単位)に考えるとまだ上昇トレンド中なので今後価格は戻ってくるだろうということは言えますが、 100%戻ってくる保証はどこにもないですからね。

そして再びショート勢が強い状況になったので、 ショートをする場合のトレード手法を簡単ご紹介したいと思います。



3.ショートエントリーのタイミング

トレンドラインを下方ブレイクした場合、 次回以降、そのトレンドラインはレジスタンスラインとして機能する傾向があります。

このチャートはトレンドラインをブレイクした際の1時間足チャートです。

トレンドライン

赤丸で2つマーキングしています。

まず一つ目、トレンドラインAを下抜けた後、価格が戻るような動きを見せていますよね。 戻ろうとしてトレンドラインに下からタッチして下落しています。

ロスカットをトレンドラインAの少し上に置いて、 トレンドラインAにタッチした瞬間にショート(空売り)します。 ここまで上がったらショートするという設定、指値注文を出しておけば チャートに張り付く必要はありません。

そしてショートした場合、価格が上がると損失になるので、損失を最小限に留めるロスカットも 逆指値注文というものを利用します。これまたチャートに張り付く必要はありません。

この手法でトレードする場合、絶対に中途半端なポイントで エントリーしないことです。 自分が狙ったポイントまで価格が到達しなかったら素直に諦めて次のタイミングを狙うこと。 そして、エントリー後に価格が即逆方向へ走った場合、素直にロスカットされること。 簡単なようで意外に難しいものです。 値動きに惑わされてついエントリーしてしまったりロスカットを怠るということがないように徹底することが 勝率をあげる秘訣です。自らの大事な資金が減ったり増えたりすると変な欲が出たりするので、 それをマシンのように押さえつけなければいけません。 エントリー後に状況を見て早めの利益確定やロスカット前に早めに決済するといったことは有りだと思います。

そもそもなぜこのように動くのか?

下方ブレイクする前を考えてみてください、トレンドラインの上を価格が推移している場合、 価格の上昇が見込める状況だとします。

あなたならどこで買いたいと思いますか?

当然、一番安いところで買いたいですよね?

トレンドラインに沿って上がっているので、一番安い価格はトレンドラインまで下がってきてタッチしたところ、 多くの人は価格が落ちてきてトレンドライン付近で買いたいと考えます。 指値注文を出して買う人もいれば、今回も反応したから大丈夫そうだな、買ってみるか と思うわけです。

このようにトレンドライン周辺には買いが集中します。

そして、そのトレンドラインにはロスカットも集中しているため、 下抜けた時はズドと大きな実体陰線で突き抜けるのです。

ロスカットの仕組みは以前の記事でも解説しているので参考にしてください。


過去記事
ビットコイン

ビットコイン買い時かな?下方ブレイク成功

ロスカットはどのような仕組みで発動するのか?勝相場の仕組みを知って勝率アップを目指す。

もっと読む

さらに、トレンドラインはこう引けば正解というものは存在しないので 皆同じラインを引いて売買しているわけではありません。 なので下抜けたからといって下落が開始すると思わない人も一定数以上存在します。

「買いたいけど、なかなか安くならないな~、・・・(ズドン!) お!安くなった!買おう!」と思う人もいるということです。

それによって、実体で大きく突き抜けても反発があります。 その反発がどこまであるのか?

基本的には戻ってもトレンドラインまでです。

トレンドラインが重要であればあるほど、そのラインより上には上がりにくい状況となります。

重要なトレンドラインを意識できていない人(買ってくる人) が少ないと上昇パワーも小さいですからね。

トレンドラインAの下にあるトレンドラインBも同様で、 戻ったところはショートエントリーのチャンスです。

このように落ちて上がってを繰り返して下落トレンドが形成されます。



■ 4.止まる理由

中国

一言で言うと、 逃げ遅れた人がいるからです。

ロスカット設定をしている人もいればしていない人もいます。

仮に、あなたが逃げ遅れた中の一人だと想像してみてください。

自分がここをブレイクしたら下落するかもしれないと思っているポイントをブレイクしてしまった。 まだまだ価格は落ちるかもしれませんが、今決済するとマイナスが確定してしまいます。

どうしましょう・・・

もしかしたらすぐに価格が上昇する可能性もあります。 そしたら、損失は消えます。

最悪でもプラスマイナスゼロでなんとか逃げたい・・・ もう少し持っておこうかなどうしようかな。

そう考えているときにトレンドラインまで価格が戻ってきたらどうします?

プラスマイナスゼロで決済しませんか?

このような心理が作用するのです。

それまで沈黙していたショート勢がチャンスとばかりにそのタイミングを狙って 新規売り注文を出してきます。

これを戻り売りと言います。

逃げ遅れた人の決済と新規売り注文、これが重なることでさらにズドンと下に落とすことができるのです。

そのトレンドラインが重要であればあるほどラインまで上がってくると売り込まれます。 ロングで入っている人がそれだけ多く、逃げたい人も多いからです。

戻らなかったら?

まだまだ下に落ちます。 この損失でもいいから自分だけでも何とかして逃げたい、 要するにパニック状態です。 安くなっても買いたいという人以上に売りが止まらない状態です。 売り、売り、売り、売り・・・

トレンドライン

これは2018年の暴落チャートですが、ほとんど戻っていないことがわかります。



■ 5.次の底の目安

現時点ではトレンドラインの下に潜っているため下目線になります。 底値の目安をみてみようと思います。

フィボナッチ・リトレースメントを描画してみます。

トレンドライン

前回、61.8%で反発しました。 その安値をブレイクしてしまったことで、次の目安は78.6%になるので、 現状ここまで下がってくることが想定されます。

ただし、落とされたトレンドラインの上に戻るようであればその限りではありません。


■ 6.トレンドラインと高値

トレンドライン

長い間、押さえつけられていたレジスタンスラインAを1度上抜けましたが、それを再び下に押し戻す形になっていますね。 なので、価格が上がってきてもこのラインで弾かれる可能性があります。

弾かれる=下落トレンド継続であり、この規則性が崩れなければ上昇トレンド転換とは言えません。

※ラインの中に戻った=崩れかけた規則性を元に戻したという意味になります。

次、価格が戻った時にこのラインで弾かれるようなことがあれば、 そのままフィボナッチ78.6%(5600ドルあたり)まで下がるかもしれません。

仮に抜けた場合・・・

抜けた後、どのような動きをするかが重要で、おそらく一撃で「⑤高値」は抜けないと思います。

理由は、「⑤高値」までの距離がけっこうありますよね。そこまで上昇を維持し続けるパワーが今の仮想通貨市場にはありません。 テクニカルを無視した、それ相応の好材料が必要になります。

それを当てにするのはただの願望なので、基本的には抜けないと考えたほうがいいです。 となると、抜けた後におそらく価格が落ちるので、その後、トレンドラインAで明確にサポートされるかどうかが重要です。 反応して大きめの陽線なんかが出たら、下落トレンドが終わった可能性が高いと考えることができます。 ただし、ひとつだけ注意が必要です。

反発したポイント(※イメージ)の価格が抜ける前の価格(安値)より上になるとは限らず、 仮に価格が下になった場合は、そこポイントが上昇トレンドの初動になる可能性があるということです。

そして、高値に注目してください。 徐々に切り下げており、まだ一度も明確に高値を抜けていません。 「⑤高値」は落ちずに上昇していれば抜くチャンスでした。

※第3波動は全ての波動(上昇5波動まであります)の中で最も長くなりやすい。

高値を切り下げている以上、現在は下落トレンド中なので、 特に現物買いは控えた方がいいかもしれません。

とりあえず現時点では、価格が上がったら、ショートしたほうが利益率が高くなるので ぜひ参考にして頂ければと思います。


閲覧ありがとうございました。