CMOとBTC(ビットコイン)

テクニカル分析を利用したトレード方法


上昇と下落


「RSI」の上位版と言っても過言ではない「CMO」というテクニカル指標についてご紹介します。

Chand'S Mommentum Oscillator(シャンデモメンタム)の頭文字を取っています。

CMOとはどのようなテクニカル指標なのか?まずは何を知る事ができるのか見てみましょう。


■ 知り得る情報

・オシレーター系の過熱感。

・トレンドの強弱。

これらを知るための計算式を見てみましょう。


■ 計算式

・A  : n日間の上昇幅の合計

・B  : n日間の下落幅の合計

※範囲 : -100%~100%

・CMO={(A-B)/(A+B)}*100

パッと見ただけではなかなかピンときませんね・・・ そこで、RSIの計算式を振り返ってみましょう。


■ RSIの計算式

・A  : n日間の上昇幅の合計

・B  : n日間の下落幅の合計

※範囲 : 0~100%

・RSI={A/(A+B)}*100

→ビットコインのテクニカル分析 RSI

分子の形が少し違うだけで他は同じに見えます。RSIの計算式が何を意味しているかを考えると、 CMOの計算式の意味もわかります。

RSIでは、上昇幅と下落幅の合計の中で上昇幅がどれぐらいの割合なのかという事を示しています。

(1)上昇幅が90、下落幅が10の場合

{90/(90+10)}*100=90%

※上昇幅の割合が強いという事は、買いたい人が多いという事でありそれが続けば上昇トレンドとなります。

(2)上昇幅が10、下落幅が90の場合

{10/(90+10)}*100=10%

※上昇幅の割合が弱いという事は、売りたい人が多いという事でありそれが続けば下落トレンドとなります。

上昇幅の割合の大きさから相場の過熱感やトレンドの方向を知る事ができます。 しかし、これでは少し欠点があるのがおわかりでしょうか?


■ RSIの欠点

上昇の強さはわかったけど、下落の強さはわからないじゃんという疑問が出てきますね。それを考慮したのがCMOなのです。 先ほどの(1)と(2)をそれぞれCMOへあてはめてみます。

(1) 上昇幅が90、下落幅が10の場合

{(90-10)/(90+10)}*100=80%

※プラスの値のため上昇幅の方が強くそれが続けばトレンドとなります。

(2) 上昇幅が10、下落幅が90の場合

{(10-90)/(90+10)}*100=-80%

※マイナスの値のため下落幅の方が強くそれが続けば下落トレンドとなります。どうでしょう。

RSIでは表に出ていなかった情報が浮き出ましたね。トレンドの方向性に加え、トレンドの強弱もわかるようになりました。 0%を均衡ラインとして、100%に近づくほど上昇する力が強く、-100%に近づくほど、下落する力が強いと言えます。

RSIでは、上昇力が弱い時は下落力が強いのだろうというざっくりした情報だけでしたが、CMOでは明確に数値化されるわけです。

サイトによっては、

CMO={{(A-B)/(A+B)}*50 }+50

という表記をしている事もありますが、これは範囲を-100%~100%ではなく、 0~100%に変換しているだけです。

※50%を均衡ラインとして見てあげれば考え方は同じです。


■ 基本的な使い方

・0%以下を推移した後、0%ラインを下から上に突き抜けたら買い。

・0%以上を推移した後、0%ラインを上から下に突き抜けたら売り。

・ダイバージェンス発生時の逆張りエントリー。


■ 注意点

・オシレーター系指標でありがちな単純に買われすぎ売られすぎのラインに達した際の逆張りは危険。

※トレンド発生時に偏って推移し易い点はRSIと同様な考え方。

次は、実際にチャートを見ながらどのような点に注目すべきかをみてみましょう。下記の画像をご覧ください。

ビットコインとCMO

これは、2018年の バイナンスのBTC/USDTの日足チャートです。 ここでは、ダイバージェンスについて記載しておこうと思います。

「①ダイバージェンス」青色の縦線で囲ってあるポイントをご覧ください。 価格が切り上がっているにも関わらず、CMOは値を切り下げておりこれを ダイバージェンスと言います。

天井到達前にいくつか山が切り下がっているので、仮に早い段階でダイバージェンス発生を確認した後、売りを仕掛けた場合、 ①の場合だと少しの間含み損を抱えてしまいますが、最終的には、仕掛けたポイントより下落しているため、値幅が取れる事がわかると思います。

オシレーター系のイメージと言えば、逆張りというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、このようにトレンド転換を見極め、 かつトレンドの強さを分析する方が有効的な場合が多いです。

レンジ相場では逆張り指標として使用できます。トレード回数も増やせるので、うまくいけば利益をバンバンのせる事も可能ですが、 そのような相場では乱高下する事も珍しくなく、それを続けていくためにはかなりのスキルが求められます。

手堅く勝つには、まずはトレンドを掴むような方法がベストではないでしょうか。