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エリオット波動理論とビットコイン

テクニカル分析を利用したトレード方法


波動



■ 上昇5波動の特徴

エリオット波動理論とは、ラルフ・ネルソン・エリオットという人物が提唱したもので市場には 一定のサイクルが存在し、その1サイクルは上昇5波動、下降3波動で形成されるという理論です。

現在描画している太線の波動を大波動と定義するならば、 各大波動の中で進んでいる方向の推進波は5波動、調整やリバウンドは3波動というように 細かい波動(中波動)が存在しています。 ここには描画していませんが、中波動の中にも小波動があり、常に細かい波動に細分化する事ができます。

エリオット波動理論

■ 第1波

相当下落した後に発生し、パッと見はただの反発にしか見えない。 下落の底に達したかどうかわからないという市場心理が働き、大きな上昇波動にはなりにくく急騰気味に反発するのが大きな特徴。


■ 第2波

エリオット波動理論-2波

1波の上昇幅の「38.2%」「50%」「61.8%」の調整が基本的な調整幅となりやすく、1波の上昇幅を全て打ち消すほどの調整になる場合もあります。 1波の底を割ることはありません。


■ 第3波

エリオット波動理論-3波

1波の上昇幅の「161.8%」が基本的な上昇幅となりやすく、2波で1波の底を割らなかった事から上昇トレンド転換したのではないかという、 市場心理が働くため、資金の流入が起こりやすく上昇5波動の中で最も上昇幅が大きくなりやすいのが特徴です。 3波は波動の中で最短にはなりません。


■ 第4波

エリオット波動理論-4波

1波の上昇幅と同じ値か、3波の「38.2%」「61.8%」の調整が入るのが基本になります。 1波で調整幅が小さかった場合、1波の頂点付近まで調整が入る場合もあります。 なぜかというと、 2波で調整が少ないということはロングポジションを持った参加者のほとんどが 利益確定をしていないという事を意味しており、一斉に利益確定がなされるからです。 高値圏という事もあり誰かが利益確定をすると大きく下落する前に我先にと利益確定の嵐が巻き起こるのです。 しかしその反面、大きな下落が起きた場合安く買いたいという待っている方も居るわけなので 一気にロングポジションを持とうとする参加者も出てきます。 これが何を意味するのかというと、そう乱高下が発生し方向性が読み難い状況となるのです。


■ 第5波

エリオット波動理論-5波

1波と同様の上昇幅か4波の下落幅に対して「161.8%」の上昇幅となりやすいのが特徴です。


下落3波動の特徴・・・


■ a波

エリオット波動理論-a波

5波の上昇幅に対して「38.2%」「61.8%」の下落幅となりやすく、

4波の底がサポートラインとなりやすいのも特徴の1つです。

パッと見は5波の上昇途中の調整に見えてしまうため、この時点では下落トレンドに転換したと判断するのは非常に難しいです。


■ b波

エリオット波動理論-b波

a波の下落幅に対して「38.2%」「61.8%」の上昇幅となりやすく、

a波を5波の調整と思う参加者もいるため5波の頂点付近まで戻す事もあります。


■ c波

エリオット波動理論-c波

b波が5波の頂点を越えれない場合にc波に移行します。

市場心理としては、この時点で下落トレンドに転換したと判断され、

ショートポジションに切り替える参加者が一気に増え、さらにはロングポジションの利益確定も増えるため、

下落波動の中で一番大きな下落になりやすい。


実際に使用する値は相場状況によって変化します。 38.2%や61.8%などの値の他にもいくつかあり、それらの値はフィボナッチ数列から導き出されています。 そして、必ず計算値のポイントで止まるわけではなくどのポイントまでは上昇しそうなのか 下落しそうなのかを予測する1つの目安として捉えなければなりません。


※以下のページでフィボナッチ数列に関する値の算出例を記載しています。
ビットコインのテクニカル分析 フィボナッチリトレースメント



これらの特徴を頭に入れて実際のチャートに当てはめてみます。
下記の画像をご覧ください。




ビットコインとエリオット波動理論


これは、2017年末の高騰前後の バイナンス のBTC/USDTチャートです。

これを、「エリオット波動理論」を当てはめてみます。 このチャートの2万ドルの天井を大波動の5波の頂点とします。 左上のオレンジで囲った部分のチャートは、大波動の1波をさらに細かく分けたもので、 これを中波動とします。

まさに先ほど説明した大波動の中に5波動が存在しており、 他の大波動の2波から5波も細分化すると同じようになっています。 それまでの流れだと中波動の高値を超えれなかった時点で利益確定や ショートポジションエントリーなどのプランが第一候補のトレードプランに なると思うのですが、これを超えた事でもしかしたら大波動の1波では?または単なるエクステンション発生? というようにそれまでのトレード方法が通用しない可能性が出てくるので ロングポジションを持っている場合は利益確定のタイミングを修正したりと 利益を最大限伸ばすためにやるべき事が変わってきます。

実際に中波動の高値を超えるまでこれが大波動の1波だと気づくのは 非常に難しいと思いますが波動を意識する事で大きなチャンスを掴む きっかけになる事は間違いありません。