RSIとビットコイン

テクニカル分析を利用したトレード方法


RSI


オシレーター系の中でも基本的なテクニカル分析指標であるRSIについて説明します。 RSIは相場の過熱感とトレンド発生の有無等を価格の上昇幅と下落幅を利用して分析する手法です。

※RSI:Relative Strength Index(相対力指数)


■ 計算式

RSI={(n日間の上昇幅の合計)/(n日間の上昇幅の合計+n日間の下落幅の合計)}*100

n日間の間での上昇の割合がどれぐらいなのかを示しており、 この割合が大きければ大きいほど買われている、小さければ買われていないと見ることができます。

※nは「14」を使用するのが一般的です。


■ 基本的な使い方

・RSIの値が80%以上を連続して推移した後、80%を下回ったら売り。

・RSIの値が20%以下を連続して推移した後、20%を上回ったら買い。


■ 注意点

RSIは強いトレンドが発生している時は機能しない性質があります。 これはRSIに限らず大抵のオシレーター系指標でも同じ事が言えるのですが、 例えば レンジ相場では80%以上・20%以下になったら逆張りエントリーするような使い方ができます。 しかし、強い上昇トレンドまたは下降トレンドが発生している場合、RSIの値は80~100の範囲に張り付いてしまうのです。 これはRSIの最大値が100までしかないためこのような事になってしまいます。 下の画像のような状態の事を言います。

ビットコインとRSI

べったりと上に張り付いて全く落ちていないですよね。

もっと詳しく言うと、チャートは山や谷を作りながら上昇下降を繰り返します。 極論ですが、例えば全く下降せずに一直線で上昇したとします。 RSIは上昇幅の割合を数値化するものなのでこの時のRSIは常に100となりますよね。 下降トレンド中も同様の考え方ができます。 この時にRSIから読み取れる情報は「上昇トレンド中である」「下降トレンド中である」、たったこれだけです。 こういう時に下手に逆張りするとエントリーした方向と逆側に大きく持っていかれる 可能性があるため大変危険です。 強いトレンドが発生しているときは逆張りはしない方が無難だと言えます。

この理屈を知っているか知らないかで勝率が大きく変わってきますので ぜひ覚えておいて下さい。


■ チャート分析

それでは実際にRSIの使い方をみてみましょう。下記の画像をご覧ください。

ビットコインとRSI

これは、2018年の バイナンスのBTC/USDTチャートです。最下部の方に表示しているのがRSIです。

チャート上には上昇トレンド中の各高値に赤丸で印をつけています。そして、その高値の位置に相当するRSIの値にも赤丸で印をつけます。 高値を更新すると、過熱感も増してRSIの値も上昇していることがわかります。次の画像をご覧下さい。

ビットコインとRSI

これは、2017年のバイナンスのBTC/USDTチャートです。 先ほどと同じようにチャート上の高値とそれに相当するRSIの値に赤丸をつけます。

これ先ほどのチャートと何が違うかわかりますか?

注目して頂きたいのはまずチャートの価格は高値を更新して切り上がっているのに対して、RSIの方は値が切り下がっているという点です。

通常RSIは価格が上がれば過熱感が増してRSIの値も上昇します。 しかしこのチャートでは価格は上がっているのにRSIは下がっているのです。 この価格との逆行現象のことをダイバージェンスと言います。

RSIは、n日間の中で、上昇の割合はどれぐらいかという事を分析するテクニカル指標なので、 値が下がっているということは勢いがなくなってきていることを意味するのです。

ダイバージェンスが発生したから必ず価格が下落するわけではなくそこから持ち直して再度上昇を開始するパターンもあります。

様々なパターンが考えられるのですが、ここで意識してほしいのは今まで出なかったダイバージェンスという売りシグナルが発生した事です。 しかもRSIの値は買われすぎラインである80を連続して推移した後に80を下回ったので、下落トレンドに転換する可能性は十分あります。

そこで、他の指標はどうなっている?と考えるわけです。

テクニカル分析は複数の視点から分析を行い総合的に考えて方向性を予測するものなので、 この売りシグナルを裏付けるために他の指標でも分析する事で信憑性が大きくなります。


■ 他指標との組み合わせ例

・MACDでデッドクロスしてRSIでもダイバージェンス発生

・エリオット波動理論で上昇5波と思われる所でRSIのダイバージェンス発生

・出来高が減少している場面でRSIのダイバージェンス発生

これは例なので一概にどの組み合わせが良いかはその時の状況により 変わってきますが、最低2つ理想は3つ以上の指標の組み合わせで分析することをおススメします。 オシレーター系のテクニカル指標ではダイバージェンスという逆行現象は度々登場するのでぜひ注目してみて下さい。